ひとくちニッポン食文化論22

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知れば知るほど面白い日本の食文化にまつわる豆知識。

あなたはご存じでしたか?

食文化クイズ㉒

【同音異文化】

Q 大分県の郷土料理「りゅうきゅう」と高知県の「りゅうきゅう」はどう違う?

A 大分では魚料理、高知ではハスイモの一種です。

大分の「りゅうきゅう」はアジ、サバ、カンパチ、ブリなどの切り身を、醤油、みりん、酒、ショウガ、ゴマなどでこしらえた「たれ」に漬け込んだものです。そのまま酒の肴、ご飯のおかずにします。ご飯の上に盛り付けた「りゅうきゅう丼」や「りゅうきゅう茶漬け」も乙なものです。博多の「ごまさば」の親戚料理と考えられます。

大分りゅうきゅう

大分市内の居酒屋でこれを注文したら、サービスで関アジのりゅうきゅうを出してくれました。コリコリとしたアジの味わいに、たれのうまみが何層にも重なって「うーん」と唸ってしまいました。

高知の「りゅうきゅう」は茎の部分を食べるハスイモの一種です。茎の断面にたくさんの穴があいており、ハスに似ていることからハスイモと呼ばれます。実もつきますが、食べません。食べるのは茎だけです。

ハスイモ

小学館「食材図典Ⅲ」によれば「高知県へは沖縄県(琉球)から導入されたのでこの名がついた」とあります。郷土料理「田舎ずし」には欠かせない食材です。

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