ひとくちニッポン食文化論50

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知れば知るほど面白い日本の食文化にまつわる豆知識。

あなたはご存じでしたか?

食文化クイズ㊿

【語源】

Q 「まくわ瓜」の「まくわ」ってどんな意味?

A 美濃の国真桑村のことです。

現在、店頭に並んでいるのは皮が黄色い金まくわですが、在来種は皮が黄緑色で淡いしわが入ったものです。合併で岐阜県本巣市の一部になっている真桑村が、古くから瓜の産地として知られ、その名がつきました。江戸中期の方言辞典「物類称呼」に「真桑瓜は美濃国真桑村の産を上品とす、故に名づくとぞ」とあります。

甘さが珍重され、江戸には将軍用のまくわ瓜菜園があって、季節になると真桑村の農民が栽培に従事したそうです。

かつては甘さが自慢だったまくわ瓜ですが、時代が下るに従って、品種改良でほかの果物がどんどん甘くなり、その地位をメロンなどに譲りました。しかしある年齢以上の人たちには懐かしい果物です。(清水圭一編「たべもの語源辞典」による)

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