ひとくちニッポン食文化論6

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知れば知るほど面白い日本の食文化にまつわる豆知識。

あなたはご存じでしたか?

食文化クイズ⑥

普通は食べない地域食

Q フジツボ、イソギンチャク、ヒトデ。この中で日本人が食べるのはどれ?

A 全部食べます。

フジツボは青森県の郷土食です。フジツボはカニやエビと同じ甲殻類なのですが、全国的には見た目の問題もあって食べ物とは思われていませんが、青森県の陸奥湾沿いでは昔からミネフジツボという大型種を食べています。十分に茹でて狭い口をハサミなどで広げ、中の身を取り出します。甲殻類だけあって白い身はカニみたいで、黄色い卵巣はまるでウニです。実際に食べたことがあるので間違いありません。

身の部分はこんな感じ

イソギンチャクは有明海沿岸の家庭料理。佐賀県や福岡県の柳川市ではそれほど珍しいものではありません。醤油と酒で煮るのですが、コリコリとした食感です。ご飯のおかずというより酒の友。実際に食べたので間違いありません。

さて、問題はヒトデです。熊本県の浅草地方に上天草市という所があり、その中でも竜ヶ岳町の人々だけが食べているそうです。ある種のヒトデをよく塩ゆでし、皮を割って中の卵巣を食べます。ウニに似ていると地元の人は言います。卵巣が大きくなる3月から5月が旬ということです。天草に行った折にヒトデの話を聞き、ぜひ食べたいとねだったのですが、季節外れだったため口にすることができませんでした。

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