ひとくちニッポン食文化論21

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知れば知るほど面白い日本の食文化にまつわる豆知識。

あなたはご存じでしたか?

食文化クイズ㉑

【角餅と丸餅】

Q 正月に欠かせない雑煮。中に入れる角餅、丸餅の境界線はどこ?

A 概ね石川県から岐阜県の関ヶ原近辺を通り、三重県へと縦断するラインが境界線です。

雑煮について全国的な調査をした伝承料理研究家の奥村彪生(あやお)さんが、詳細な日本地図を作っています。

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1101/spe2_01.html

それによると富山県の魚津市から石川県の金沢市、岐阜県の高山市、滋賀県彦根市、三重県四日市市、新宮氏を結んだ線で「東の各餅、西の丸餅」に分かれます。雑煮は京都生まれといわれ、もともとは丸餅でしたが、人口が多い江戸ではいちいち丸めている手間をかけられず、平たいのし餅にして切る各餅になったそうです。

餅の形のほかに、煮るか焼くか、すましか味噌仕立てかといった違いもありますが、地図をみると地域的な塊が確認できます。

もっとも正月に餅を食べない所もあり「餅なし正月」と呼ばれます。芋や雑穀に頼っていた稲作以前の姿を残すものと考えられています。多くは家や一族単位です。

写真提供:大曲納豆汁旨めもの研究会

秋田県南部の内陸部では雑煮の代わりに納豆汁を食べます。すり潰した納豆にキノコや山菜を加え、味噌で味を調えます。 「正月はそば」という地域もあります。沖縄には雑煮がありません。

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