鰻屋飲みのススメ:「うなぎ秋本」創業百余年の老舗

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さあいよいよメインイベント。
ビールを片手に〆のうな重です。

こちらのうな重は基本的に別盛で提供されます。贅沢にかば焼きもつまみにしながら、〆に向かいます。

こちらには通常のうな重とは別に「特選 共水うなぎ」のうな重があります。メニューの説明に大井川の伏流水を豊富に使い、通常の2倍の期間飼育したとあります。共水というのは養殖企業の名前だそうですが、養殖の鰻でありながら、疑似四季飼育をするなど、天然鰻に近い味と香り、脂を持つというブランド鰻だそうです。

こちらは身も厚いのですが、驚くほど柔らかです。そのままでも十分おいしいですが、タレが用意されており、ごはんにかけるなり、うなぎにかけるなりして好みでいただけます。たれは甘めではあるのですが、口に残るような甘さではなく、醤油を感じながらとてもまろやかな、うまく表現できませんが、抜群のバランスの本当に旨いたれです。

鰻の美味しさは、言うまでもなくうなぎの品質とその調理技術、そしてタレにかかっています。うなぎは直仕入れをされており、生産地にも足を運ばれているそうです。生きたまま運ばれてくる鰻にはどうしてもストレスがかかるたため、半日~1日休ませてから調理するとのこと。捌き始めるとどんどん鮮度が落ちていくので、手早く調理し、お客様にいいタイミングで提供するよう心掛けているそうです。

麹町界隈は、江戸時代にお屋敷が立ち並んだ場所で、明治以降も食通が集まるような土地柄だったようで、こちらは昔から評判を得ていたいわば高級店だったようです。

少し贅沢な鰻でしたがビール片手に大大満足。
美味い鰻とともにビールを一杯。

こんなビールの楽しみ方もありますね。

うなぎ秋本 

 東京都千代田区麹町3-4-4
03-3261-6762
日祝・第2土曜定休
11:30~14:30(LO14:00)/17:00~20:30(LO20:00)

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