漁港飲みのススメ:中華食堂【港楽亭】

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三崎は三浦半島の先端に位置する、東京都内から車で1時間半、公共交通機関で電車とバスでも2時間ちょっとでついてしまう、日本有数のまぐろの漁獲高を誇る港町です。まぐろを始めとした新鮮な魚介類が豊富で、意外な近さで色々楽しめる町のようです。

神奈川県三浦市

おいしいものをいただく前に近くにあった“食の神“を祀るという海南神社へお参りです。

三崎には海鮮丼をはじめ、揚げ物、煮物など様々なマグロ料理がありますが、今回ご当地グルメで有名な三崎まぐろラーメンが評判の中華料理店でお食事を頂くことにしました。

ラーメンはもちろん〆のお楽しみとしてとっておき、まずはビールに合いそうなおつまみで乾杯です。

まずはマグロの角煮をいただきます。今やお店の名物となっている絶品のマグロの角煮ですが、味付けは醤油・生姜・砂糖などシンプルなのだとか。ただ作り方は、現在の2代目店主が若いころに三崎の料理界の重鎮だった方の評判の角煮の作り方を苦労して教わったそうです。テールを使い火加減や味を入れるタイミングが難しいとの事。さすがです。

マグロ角煮 600円

地元のものを使った料理を出したいという思いから出来たメニューのシラスバケット。
地元三崎産の湘南シラスを使っており、チーズとマヨネーズが香ばしくビールに合います。

シラスバケット3枚 265円

まぐろシューマイはマグロ入りの具たっぷりのシューマイです。手包みで下味がしっかりしており、カラシを少しつけていただくのも美味しいです。

まぐろシューマイ 310円

牛タン串はビールとの相性がいい一品。なぜ牛タン?と思ったのですが、ご主人はいろいろな地域と交流を持たれており、石巻とのご縁がきっかけで、メニューに加えることになったそうです。

牛タン入りつくね2本 325円

さてまぐろ料理のメインディッシュはメニューにはない、まぐろのホイル焼きです。あご肉の部分を骨付きで豪快に焼きます。熱々のまま出てきて、自分でホイルを開いていただきます。柔らかく仕上げるために寒麹(かんこうじ)で漬け込むのですが、一時ブームになった塩麹と比べ、水を使わず熟成期間も長いため、味も甘く濃厚に仕上がるそうです。

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