ソースカツ丼文化圏を旅する ~山形県 西村山郡河北町~(1)

山形県の中央部、県庁所在地山形市を有する村山地方に位置する西村山郡河北(かほく)町。室町時代から紅花の栽培が始まり、江戸時代から明治初期にかけて、最上川の舟運により紅花の集散地として大きく栄えました。収穫された紅花は、最上川を酒田に下り、そこで北前船で日本海を南下し敦賀に上陸。さらに、琵琶湖・淀川を経由して京都・大阪に送られ、当時全国の生産量の半分を占めていた最上紅花の名声を全国にとどろかせました。